遺族にアルバム写真の管理方法を伝えて残す

生前整理で写真を整理する意味

近年「終活」や「生前整理」という言葉が世の中に定着し始めていますが、その中でも特に労力が必要で大変なのが写真の整理です。
一人の人間の一生分の写真を整理するということは非常に時間がかかり簡単に済ませることができるものではありません。ましてや何もせずに亡くなってしまえば残された遺族の方々に大きな負担がかかってしまうことになります。「生前整理」の中でも写真の整理は特に自分のこれまでの人生を振り返り、人生を終えるその時までを穏やかに生きるためのものです。また、亡くなった後に遺族たちが深い悲しみの中で故人の写真を整理することはさらに悲しみが襲ってくることが考えられます。そうならないように残された人に精神的、体力的、時間的にも負担をかけないようにすることが生前に自分の写真を整理する重要な意味となってきます。

写真をアルバムで残す

まず初めに写真の整理に取り掛かる際は、残す写真と処分する写真に振り分けましょう。なかなか思い出が詰まっていて難しいという人はイベントごとに残す枚数をあらかじめ決めておくといいですね。その後は年代ごと、イベントごとにインデックスなど見出しを付けてアルバムに整理をします。そうすることで遺族の方が見返すときに見やすくなります。またアルバムも現在では様々なタイプがあるので、家族の方と一緒に好きなものを選ぶのも良いですね。
整理を行うときは、できるだけ一人ではなくご家族の方と行いましょう。自分と家族が残したいもの、両方の想いをアルバムに収めることができ、思い出を一緒に振り返り素敵な時間を共有することができます。一緒に作業を終えたら保管場所などもその時に決めておき、ノートなどにまとめておきましょう。そうすれば亡くなられた後に焦って探すこともありませんね。